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ラジオ番組 みんなの健康ラジオ

便秘の話

2018年3月8日放送2018年3月15日放送

2018年3月8日放送

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2018年3月15日放送

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便失禁(便漏れ)について(放送内容 資料はこちら

快便は快適な生活を送るうえで必要不可欠な条件の一つで、快食・快眠にも影響し、精神面においても大切です。気づかずに下着を汚したり、我慢できずに漏れたりなどの症状は不快そのものです。
第1回は便漏れ関連についてお話します。

排便障害は高齢化に伴い増加しており、便漏れは特に女性に多く男性の約1.7倍です。便漏れは量の多少はあっても不愉快であり、外出を制限したり不安になったりします。
その原因は女性では約75%の方が出産による影響であり、50歳台から肛門の締まりが悪くなってきます。その他、便の質や腸管の動き方も便漏れに影響します。女性は産後から肛門を締める運動を日課とすることをお薦めします。
一方、男性では肛門の締まりが良いのに漏れる例が多く、そのほとんどは過敏性腸症候群といわれる大腸の動き方や直腸感覚の異常によるもので、ストレスの多い現代の特徴といえます。また近年、日本では温水洗浄便座が普及していますが、その使用の影響で排便後に漏れる人も増えています。

快便のためには肛門機能と、便の質、腸管の動き方が大事な要素となります。便の質や腸管の動き方、過敏性腸症候群は薬により治療できますが、肛門機能は締める力を強くする訓練が必要です。
専門的にはバイオフィードバック療法で治療します。しかし締める力の改善が期待できない場合は、仙骨神経刺激療法という肛門に影響する仙骨神経を電気刺激する治療法があります。この方法は電極を挿入し刺激装置を埋め込むなどの小さな手術が必要で、保険適応となっています。
快便のためには十分な水分、適度な運動、正しい排便方法そしてストレスの少ない生活を送ることが必要不可欠です。

便秘について(放送内容 資料はこちら

何日も便がしたい(便意)と感じずお腹が張ってきたり、トイレへ行っても便が出なかったりなどの症状は1日の生活を不愉快にします。これらの排便障害は若年者では女性に多いのですが、高齢化に伴い男女共に増加しています。
第2回は大腸がんやポリープによる便秘を除外した、機能性便秘関連についてお話します。

便秘は便の質、腸管の動きと動き方、直腸感覚そして排便方法が要因となります。
水分摂取量の減少による便の硬化、運動不足や種々の薬による腸管の動きの低下、様々なストレスによる腸管の動き方の悪さそして食事摂取量の減少などが問題になります。
すなわち便が硬くなることや便の量が少ないこと、大腸が口側から肛門側へ規則的に動かないことで、腸管内の便が直腸(肛門の口側の大腸)まで到達しにくくなります。また直腸まで到達しても直腸感覚が鈍化していると何日も便意を感じず、お腹が張って不快になります。
また便は毎日出るものとの誤った思い込みから、便意が無くてもトイレへ行って長時間気張ったり力んだりして出そうとします。しかしそれは逆効果で便排泄障害という状態を引き起こすことになります。

多くの人は気張れば便は出ると思っていますが、気張る動作は体全体に力が入り肛門も締まってしまうのです。
便意を感じてトイレへ行き、体の力を抜いて腹圧だけをかけるようにすること(息み)が重要です。
快便のためには十分な水分、適度な運動、規則正しい食生活、正しい排便方法が必要です。
また便秘になりやすい薬は主治医に話して最小限にしてもらうこと、排便は時間に余裕を持ってゆったりした環境でするようにしましょう。

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