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「これまでを振り返ってみて」

今井醫院(磯子区)
院長 今井 那美先生

 
 女医今昔の執筆をするにあたり、今までの自分の経歴を振り返ってみます。

 私は横浜市磯子区に生まれ、高校まで横浜市内の女子校に通っていました。東京慈恵会医科大学の入学式の日に、周りが男性ばかりで驚いたことを覚えています。同級生は2割が女性でしたが、女子校育ちからすると、カルチャーショックでした。 そのような環境にはあっという間に慣れて、部活でバレーボールをやりながら、充実した学生生活を送りました。 卒業後は初期研修を東京慈恵会医科大学附属病院で行い、ほぼ2か月ずつ、内科や外科、麻酔科、産婦人科などを研修し、慣れたら次の科という状態でしたが、あっという間の2年間でした。
 内視鏡部の研修から手技の面白さに魅かれ、東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科に入局しました。 入局当時の消化器肝臓内科は女性医師が非常に少なく、附属病院に女性の教授は一人しかいませんでした。今後は女性医師が増えるだろうとのことで、医局に女性用のロッカーを作ってくださり、外勤先を探して頂いたりと、当時の医局長の先生方にはご尽力頂きました。女性として苦労したとは思っていませんでしたが、振り返ってみると、多大な配慮をして頂いていたと思います。仕事をしていく中で必要なものは、体力、感謝を言葉で伝えること、謙虚になること、そしてチャンスを与えてもらったら、まずは引き受けやってみることだと思います。お陰様で、私は様々な技術や能力を習得できたと思いますし、いつも先輩や後輩など周囲の方に支えられていたと思います。
 現在は曾祖父が開業した、磯子区の今井醫院を4代目院長として引き継いでいます。大学病院とは違った、地域に根付いた医療の面白さを日々実感しています。