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ラジオ番組 みんなの健康ラジオ

妊娠する前に知っておきたい事

2017年7月13日放送2017年7月20日放送

2017年7月13日放送

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2017年7月20日放送

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7月13日放送内容(放送内容 資料はこちら

そろそろ子どもが欲しいと思われた時、本当に妊娠出来るのかと不安になったり、どのような時に病院にかかるのかと考える方が多いかと思われます。

不妊症とは、生殖可能な年齢の男女が妊娠を希望し、避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにも拘らず、1年間妊娠成立をみない場合の事を言います。ただし、医学的に問題がある場合、この期間は問いません。

さて、まず妊娠前に自分が健康体であるか、胎児にとって問題ない体であるか、知っておいていただきたいと思います。糖尿病・高血圧などは無いでしょうか?これらは胎児に流産・奇形等をもたらしますので、妊娠前にコントロールしておかなければなりません。また、ここ数年風疹が増えています。赤ちゃんの目・耳・心臓に病気を起こしますので、抗体の無い方はワクチン接種をすると良いでしょう。そして、クラミジア感染症・梅毒など性感染症も胎児に影響することがあります。

特にご自分の体に問題が無く、月経周期がよくわからないけれども妊娠したい場合は、妊娠可能な機会をはずさないため、週1-2回でも週2-3回でも性交を試みて欲しいと思います。

ただし、女性は年齢の事を考えなければなりません。月経があるからといって、いつまでも妊娠できるわけではありません。統計的にも現実的にも妊娠適齢期が35歳頃までと言われています。実際は閉経の10年も前から難しくなりますので、早く医療機関を受診される方が良いのかも知れません。晩婚化が進み、妊娠を考える時期がだいぶ遅くなっています。妊娠の機会を失わないためにも、これらの事を知っておいて欲しいと思います。

7月20日放送内容(放送内容 資料はこちら

今日は女性の不妊症の原因・検査・治療をお話したいと思います。

まず子宮・卵管の問題として、子宮筋腫・子宮内膜症・内膜ポリープ・奇形等があり、クラミジアなど感染による腹腔内癒着や中絶などによる子宮内癒着などがあります。着床を妨げたり、卵管閉鎖を起こし、精子と卵子が出逢えなかったりします。

卵巣については卵巣嚢腫・腫瘍・チョコレート嚢腫などの病気、または多嚢胞性卵巣症候群・ホルモン異常・甲状腺疾患・極度な痩せと肥満・早発卵巣機能不全・加齢などによる機能的な問題があり、排卵障害を起こします。

子宮の入り口、頸管の問題としては、頸管粘液不足や抗精子抗体の存在で、精子が子宮内に入らないこともあります。そして、原因不明も多いのです。
検査については超音波検査・MRI・子宮の中を実際に見る子宮鏡・卵管の通過を見る子宮卵管造影・実際にお腹の中を見る腹腔鏡検査・その他、ホルモン検査等の血液検査があります。治療としては、実際に取り除かなければならない場合や癒着剥離・卵管を通す手術など外科的治療もあります。排卵機能や着床機能を促進させる治療としては内服薬・点鼻薬・注射薬を使い排卵誘発等を行います。実践的な治療としては、子宮の中に濃縮した精子を注入する人工授精・卵子と精子を体外に取り出して行う体外受精・人の手で精子を卵子に入れる顕微受精等があります。

男性に関してお話は出来ませんでしたが、子作りは男女共に関係があり、加齢につれて、卵子・精子ともに数と質が悪くなります。妊娠するのも大変ですが、妊娠中・出産そして育児も大変になります。そのため、妊娠の取り組みはなるべく早い方が良いと思われます。

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