ラジオ番組 みんなの健康ラジオ
12月31日放送内容
この番組は、横浜市医師会の内科、小児科など、14ある各科医会の先生方が出演し、健康に関する情報をお届けしています。
例えば、眼科医会は「眼に良い生活について」、皮膚科医会は「紫外線による皮膚トラブルについて」、小児科医会は「夜尿症について」など、幅広いテーマを扱えるのが医師会の番組ならではと自負しています。
今年1年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症の対策に迫られる1年となりました。
2月にダイヤモンド・プリンセス号が横浜に帰港し、乗船客の感染に注目が集まる中、乗務員を診察することができたのは我々が初めてでした。
5月の中旬に船は横浜を出港しましたが、その後、診療所では受診抑制が起こり、病院や福祉施設ではクラスターが発生し、医療関係者は精神的にも肉体的にも厳しい状況が続いております。
しかし、新型コロナウイルス感染症以外にも、我々が取り組まなければいけないことは多くあります。
2025年には在宅医療の対象者が現在の1.8倍になると予想されており、医療や介護、介護予防、生活支援、住まいの各分野が連携する地域包括ケアシステムが必要不可欠だと私たちは考えております。
また、地域包括ケアシステムにおいて取り残されがちな障害児者への対応として、行政と連携して昨年4月から、障害児者に対応するコーディネーターを3区に一人配置しました。
自分の病気だけでなく、家族や身近に困っている方がいれば、かかりつけ医やお近くの医師にご相談ください。
また、在宅勤務の増加により、高脂血症や肥満、血圧上昇などの症状を訴える方も増えています。このような状況だからこそ、健康診断を欠かさないようにして欲しいと思います。