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ラジオ番組 みんなの健康ラジオ

けんしんのお話

2024年4月25日放送2024年5月2日放送

2024年4月25日放送

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2024年5月2日放送

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2024年4月25日放送(放送内容 資料はこちら

今回は、「けんしん」のお話をしようと思います。
どうして「けんしん」とひらがなで書いたかと申しますと、日常でけんしんと何気なく使っていますが、けんしんには二つのけんしんがあります。

一つは普通に、「けんしんを受けに行きます。」と言うとこれは“健診”ですね。正しくは、健康診断を略した健診の方ですね。自分は今健康かな?と言うことで受けるものです。健診(健康診断)を受けることで、病気を予防するようにします。また病気があれば早期発見により早期に治療をすることが出来ます。

そしてもう一つの「けんしん」は“検診”です。これは文字通り、がんなどの病気がないか特定の病気を調べるものです。または病気をした後にその経過を調べるために検査をして状態を把握するためのものです。

まずは健康診断からお話ししてみましょう。
健康診断は全身の健康状態をある尺度で総合的に確認するプログラムの事を言います。略して健診と呼ぶこともあります。生活習慣病を始め様々な病気の早期発見・早期治療、病気そのものを予防することを目的に行われています。自分では自覚できない症状や忍び寄る病気を見逃さないためにも、定期的な受診が必要です。

健康診断にもいろいろあるのですが、なじみがあるのは特定健診ですね。毎年受診券が届くと思います。あとは会社の定期健康診断でしょうか。どちらも毎年受けておくことが大切ですね。万が一指摘された点があれば必ず精密検査などを受けてください。

2024年5月2日放送(放送内容 資料はこちら

今回は「検診」ですね。検診にもいろいろあります。
病気をした後の定期的な検診は主治医の先生にお任せしましょう。

日常けんしん(検診)を受けに行くと言うと、がん検診があげられます。自主的に人間ドックなどを受けて胃がんがないか?などもありますが、特に自治体が行うがん検診に絞ってみます。

どんな物があるかと言いますと、肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、乳がん検診、子宮がん検診などがあります。これらは、受ける方の負担も軽く、毎年受けられる物、2年に1回受けられる物などがありますが、積極的に受けられると良いと思いますが、受診率は十分とは言えません。

全国的な受診率を見ても胃がん健診で40%ちょっとです。その他のがん健診でも似たり寄ったりの受診率です。目標は受診対象者の60%となっておりますが、まだまだです。全国統計でも、神奈川県においても、がんが死亡原因の一番です。

神奈川県では、かながわ健康プラン21という未病改善に取り組む健康作り8箇条がありますが、その7か条目に健診、検診を忘れずに受けよう。というのがあります。

最後に、これらの健診や検診を受けられたら、やりっぱなしはダメです、悪いところ、異常のあるところが見つかったら精密検査などを受けて病気の早期発見を心がけてください。

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