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変形性膝関節症の新しい治療法

2026年6月25日放送2026年7月2日放送

2026年6月25日放送

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2026年7月2日放送

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2026年6月25日放送(放送内容 資料はこちら

ラジオ波焼灼療法とは?〜“第3の選択肢”としての魅力〜

年齢を重ねるにつれて、膝の軟骨がすり減り、歩くたびに強い痛みを伴うようになる「変形性膝関節症」。多くのシニア世代を悩ませるこの病気に対し、今、新しい治療法として注目を集めているのが「ラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法」です。

これまで、変形性膝関節症の治療は大きく2つに分かれていました。1つは、飲み薬や湿布、ヒアルロン酸の注射、リハビリなどで様子を見る「保存療法」。もう1つは、骨を削って金属製の関節を入れる「人工関節置換術」などの「手術療法」です。しかし、「注射や薬を続けても一向に痛みが引かない。医師から手術を勧められているが、かといって、大がかりな手術をするのは怖いし、長期間の入院も難しい……」と、その間で思い悩む患者さんは少なくありませんでした。

ラジオ波焼灼療法は、まさにその「保存療法」と「手術療法」の間に位置する、いわば“第3の選択肢”です。さらに、厚生労働省から安全性と有効性が認められ、2023年から保険診療で受けられるようになった最新の治療法でもあります。高い専門性と専用機器が必要なため、神奈川県内でも実施している医療機関はわずか十数施設程度と非常に限られています。そのうちの1つが、JR石川町駅すぐの場所にある当院です。

この治療の最大の特徴は、膝の軟骨や骨そのものを治すのではなく、「膝の痛みを脳に伝える神経」をターゲットにすることです。特殊な電極の針を使い、ラジオ波(高周波の電磁波)を流して約60度の熱を発生させます。この熱によって、痛みを伝える感覚神経を一時的に麻痺させることで、慢性的な強い痛みを直接的に和らげます。

「神経を焼く」と聞くと少し怖いイメージを持つかもしれませんが、治療の対象となるのは膝の「感覚神経(痛みを感じる神経)」だけです。足を動かすための「運動神経」には一切影響を与えません。そのため、治療後に足が動かなくなったり力が入らなくなったりする心配はありません。膝の変形そのものを治すわけではありませんが、生活を邪魔する最大の敵である「痛み」をピンポイントで抑え込めるのが、この治療の大きな強みなのです。

2026年7月2日放送(放送内容 資料はこちら

実際の治療の流れと、もたらされるメリット

実際の治療の流れや気になる費用について、当院での流れを具体的に解説します。

ラジオ波焼灼療法(当院では「クーリーフ」というシステムを採用しています)を行う前には、まず効果を確かめる「テストブロック」を行います。標的となるのは3か所の神経で、その神経それぞれに局所麻酔薬を注射し、一時的に痛みが半分以下に減るかを確認します。効果が確認できたら、後日、本番の治療を行います。

治療当日は、メスで皮膚を切る必要はありません。仰向けに寝ていただき、エコー(超音波)画面で痛みの神経と近くの血管の位置を正確に確認しながら、局所麻酔をした上で細い電極針を刺していきます。針先からラジオ波を流し、1か所につき約2分30秒、計3か所の神経を加熱します。全体の処置時間は片膝30分から1時間程度です。当院では「日帰り」の外来処置で行うため、体への負担が非常に軽く、その日のうちにご自宅へ帰ることができます。持病やご高齢で全身麻酔の手術が受けられない方にも適しています。

そして、多くの方が気にされるのが費用面です。この治療は健康保険が適用されます。自己負担額の目安(片膝・窓口負担分)は、3割負担の方で約45,000円〜50,000円、1割負担の方であれば約15,000円〜16,000円程度となります。診察料や事前のテスト麻酔費用、処方薬などの費用は別途かかります。

海外の臨床データでは、治療後6か月目の時点で7割以上の患者さんが「痛みが半分以下になった」と実感しており、効果は一般的に1〜2年ほど持続します。痛みが和らげば、億劫だった外出や旅行に行けるようになり、膝を支えるためのリハビリや筋力トレーニングにも前向きに取り組めるようになります。

治療する医師には資格が必要で、石川町整形外科では私が担当します。安全第一で治療を行っています。「もう歳だから」「手術しかないと言われたから」とあきらめる前に、歩く喜びをもう一度取り戻すために、ぜひ一度当院にご相談ください。

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