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ラジオ番組 みんなの健康ラジオ

インソール(足底板)療法について

2022年10月27日放送2022年11月3日放送

2022年10月27日放送

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2022年11月3日放送

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インソール(足底板)療法①(放送内容 資料はこちら

足は身体の最も下に位置し、身体全体を支える重要な運動器になります。身体の歪みや痛み、変形等は合わない靴を履いている事や悪い歩き方が原因であることが多くあります。
インソール療法とは、身体全体の動きを観察し、靴とインソールを用いて、根本にある悪い動きを良い動きに変化させる治療であります。

日々の生活における、身体のトラブルや悩みは、人生のステージごとに変わってきます。また、スポーツやレジャーへの取り組み方もそれぞれです。競技の記録を伸ばしたい場合もあれば、痛みなどを軽減して快適に過ごしたいという目的もあります。
様々な世代の「身体と運動のトラブルや悩み」が、適切な靴のインソールを作る事によって改善される場合があります。

以下のような方にオススメです。

  • 足や膝、股関節に痛みがある
  • 足の指の曲がり(変形)が気になる
  • マメやタコが痛い
  • 巻き爪がある
  • 痛みや歪みを治しても再発する
  • 姿勢の悪さが気になる
  • スポーツ中の障害予防、パフォーマンスを向上をしたい
  • ウオーキング、ランニングを快適にしたい
  • 子どもの歩き方が気になる

例えば、足の裏や横にタコや魚の目ができる方は市販の皮膚軟化剤を貼付したり、クリニックで削ったりしてもらえれば一時的には改善しますが、結局のところ体重をかけた時に足の裏の限局して圧迫されているところが改善されなければ再発してしまいます。この原因は、外反母趾や開張足などがあります。
開張足とは足先の横のアーチが平たくなってしまう状態です。これは年齢とともに徐々に進んできます。
また、巻き爪も、一度治療をして良くなっても、開張足や靴が合わないことで再発することがあります。

インソール(足底板)療法②(放送内容 資料はこちら

インソールの作成手順をお伝えします。
足が痛かったり、歩き方が悪い原因は、膝や股関節や腰が悪くて発生することもありますので、十分問診・診察していきます。レントゲンなどのチェックも行います。
その後足のサイズを測ります。また、フィットしている靴を履いているか確認します。

ゆるい靴を履いていると、靴の中で足が動き、しっかりと地に足をついて歩けないのでバランスの悪い歩行になってしまいますし、中で動いたときに特定の場所で圧がかかってタコや魚の目ができてしまいます。逆にきつい靴でも、当たるところにタコや魚の目ができてしまいます。

次に行うのは、荷重をかけて足の裏の体重のかかり具合をみるために、フットプリントという特殊な板で測定します。かかとに体重がかかり過ぎていないか、足のゆびがきちんと床に接触しているか等確認します。

最後に、フィットした靴に、ご本人に合わせてインソールを作成していきます。
インソールの裏に、1~2mmのパットを切り貼りしてご本人にあったインソールを完成させます。インソールを入れて歩いていただき、歩行バランスを見て問題なければ完成です。
長く使用しているとパットやインソールがすり減ってきますので、歩いていてバランスが悪いと思ったら微調整します。

お子さんの歩き方が気になる、足の形が変形してきた、足の裏や横にタコや魚の目ができた、歩き方が不安定だ、ランニングを始めたけど足が痛くなるなど気になることがありましたら、インソールを扱っているクリニックにご相談ください。
必要であればインソールを作ってもらいましょう。

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