会長挨拶
横浜消化器内視鏡医会
会長 田村 聡
横浜消化器内視鏡医会のホームページにアクセスいただきまして，ありがとうございます。
平成27年度から本会の会長を務める田村聡です。平成5年4月28日に創立したこの医会も20年以上の歳月が経過し，平成28年度末で毎月の集談会が186回を迎えました。全国から名立たる講師の方々による専門性の高い最先端の講演や，会員から提示される示唆に富んだ様々な症例検討からたくさんの研鑽を積んでまいりました。
また，平成28年度の各種事業を無事に遂行できましたことは，ひとえに会員の皆様のご協力によるものと感謝しております。医会の常任理事が数名交代し，引継ぎも順調に進んでいます。この会は会員の年会費，臨時会費，横浜市医師会から頂く助成金（平成28年度より増額）と各種メーカーからの協賛金により運営されています。新年度も，タイムリーな話題を取り上げていますので，会員のスキルアップの一助となれば幸いです。しかし，社会事情の変化が激しい昨今，医会の運営方法も含め検討していくことが重要かと思われます。
かねてから要望していた内視鏡による胃がん検診は，平成26年からの2年間のモデル事業を経て，平成28年度から横浜市から横浜市医師会へ委託され本格な実施の運びとなりました。モデル事業では懸案事項となっていた検診料の増額，事業の市民への広報，安全で安心な内視鏡検査のための鎮静剤，鎮經剤の使用が，基準を設けて使用可能となりました。多くの会員の皆様には横浜市胃がん内視鏡検診へ参加登録していただき，そして検診の精度管理の上で重要となる二次読影医として，基幹病院や会員の専門医の方々に協力していただくことによりうまく進められていると思います。さらに検診登録医のスキルアップ研修の一環としまして，当医会の集談会や特別講演を充てさせて頂き，検診医の技術の均てん化を目指したいと思います。