学校運営評価
令和3年度 学校運営評価
自己評価並びに関係者による学校運営評価を公表し教育の質の向上に取り組んで参ります。
- 「教育理念・目的・育成人材像」
建学の精神「和顔愛語・知目行足」を礎に、教職員一丸となり豊かな人間性をそなえ社会に貢献できる看護師養成に取り組みました。令和4年度からの新カリキュラムへの移行に際しては、3つのポリシーを策定し、本校の教育理念、教育目的、教育目標、育成人材像を明確にしました。更には「地域・在宅看護論」を新設して教育内容の充実を図ると共に実習施設を増やし、多職種と連携協働して看護実践ができる看護師の育成を目指しています。 - 「学校運営」
管理会議や教務会議を定期的に開催しきめ細かな組織運営と意思決定を行っています。また、学籍管理システムをはじめ情報システムの安全かつ効率的な管理運用に努めました。 - 「教育活動」
新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、感染防止行動の徹底、臨地実習の学内実習への切り替え、一部オンライン授業の実施など、迅速かつ適切に対応することができました。令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症の影響を受けているため、実践力向上に向け医療現場との継続的かつ緊密な連携が必要だと考えます。
このような中でも、看護師国家試験合格率は全国平均を上回るとともに、第二看護学科は2年続けて全員合格を達成しました。 - 「学修成果」
本校の目的である卒業生の横浜市内の医療機関への就職について概ね達成することができました。卒業率の低さを鑑み、入学前教育、学力向上プロジェクトなどの対策を講じておりますが、今後は高等学校の教諭とも連携を図りつつ、課題等を分析し具体的な方策につなげていきます。 - 「学生支援」
各クラス複数担任制により学習・生活・就職などきめ細やかに対応しました。また、専門カウンセラーによる個別相談を定期的に実施しています。経済的支援として本校独自の修学支援制度に加え、令和2年度より高等教育の修学支援新制度の認可を受けるなど、学生を手厚く支援しています。 - 「教育環境」
十分な教材教具が備わっています。また、オンライン授業に必要な機器並びにシステムを活用しました。新型コロナウイルス感染防止策を実施し、消防署の指導のもと防災訓練を実施しました。 - 「学生の受け入れ募集」
学校案内冊子及び入学試験募集要項を作成し配布するとともにホームページに公開しました。学校説明会を頻回に開催することで、教育理念、看護師国家試験合格率、就職状況、奨学金、入学試験等について詳細に説明し、より明確な目標・意欲を持つ学生の育成を目指します。 - 「財務」
将来の経費負担に備え事業運営や営繕のための資金を積み立てています。また、本校の運営母体である横浜市医師会の財務状況について、医師会ホームページに公開しているほか、本校の財務状況については、事務部窓口において公開できる体制を整えています。 - 「法令等の遵守」
学則を始め各種規程、要項を設けコンプライアンス体制を整備しています。学校評価実施規程に則りホームページに学校運営評価を公開しました。また、新たにハラスメント防止と対策に関するガイドラインを作成し遵守に努めました。 - 「社会貢献・地域貢献等」
行政とも連携し地元町内会と災害時の施設使用の協定を締結しています。また、近隣病院の卒後教育に、教材と施設を提供しました。このほか、就労支援事業所が運営するパン・お弁当の製造販売事業に対し校内ラウンジにて販売の場を提供しています。更に、学生による学校周辺の清掃活動を近隣の公園も清掃対象に加えて再開し、地域社会に貢献しています。一方、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地域との交流や学生のボランティア活動は中止しました。